名門校「武蔵」で教える 東大合格より大事なこと 著者 おおたとしまささん

こんにちは、クノケンです。

「名門校「武蔵」で教える
東大合格より大事なこと」
を読んでいます。



YouTubeで観る場合はココをクリック。

著者は教育ジャーナリスト
おおたとしまささんです。

心理カウンセラーや
私立小学校での教員経験があり
数々の育児誌、教育誌の編集を
されています。

この本は、東京練馬区にある
私立武蔵高等学校中学校という
学校の話です。

個性的で変な学校なのに
なぜか名門校だそうです。

学校で教える教師の言葉から
この学校の方針を感じる事が
出来ます。

本から一部抜粋させて
頂きます。

「穴埋め問題に対して脊髄反射的に
解答できることに意味がないとは
思いません。」

「授業ではそんなことよりももっと
人生とか世界そのものの色合いや
豊かさに気付いてほしいし、
世の中は面白いということを
伝えたいですから。」

数学の教員が、やぎの研究、
社会の教員が、キノコの話、
外国人教員の英語は要らない英語劇、
国語の教員が、対馬研究、

数学教員が、震災対策
国語教員が、打楽器の授業、
数学教員が、酪農体験、
英語教員が、稲作実習、

社会科教員が、お菓子作りと
いうように本職以外の授業を
します。

教員が面白いと思った事を
授業に取り入れ、教員たちには
それが許されているようです。

生徒たちは自分たちの興味関心を
満たすために教員たちを利用する
という関係も築いている。

学校に山羊がいて、生徒も
世話をしたりして、いつも
身近にその生態を観察出来る
ようにしています。

また、ドングリの採取に行ったり
対馬に実際に足を運んで現地の人と
生活を共にしてみたりして面白い
です。

試験のための勉強というより
もっと人生観といいますか、
サバイバルして生き残っていく
必然性を学ばせている、

という感じを受ける授業風景です。

この授業をする教師たちの指導方針
もこの学校の特徴を表しています。

卒業生が在学中でのやりとりで
分からない事を先生に質問すると
「自問自答」と一言。

自分の考えをのべさせられたりして
学問は自ら調べて考えることなのだと
学んだそうです。

ここでも教えない授業がありました。

正確には教えすぎないって事では
ないでしょうか。



そんな授業を受けてきて
生徒の進化ぶりを感じるのは
第五章の答辞(とうじ)という
部分です。

答辞というのは卒業する時に
後輩たちや世話になった恩師たちに
向けた言葉なのですが、これが
高校三年の言葉かと思えるものです。

今の教育現場でもこうした教育も
あるんだよ、という感じで参考に
なりました。

しかし、まだまだ日本を再生させるには
もっと革命を起こさないと足らない感じは
依然としてあります。

これからのスタンダード教育を聞く。
https://naturalsuccess.jp/XBuddha/gold/special/#Iigiiw



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