日本の先生はマルチタスク過ぎ

こんにちは、クノケンです。

今日は「日本の教育」がよくわかる本
著者 池上彰さんの本を読んでいます。



YouTubeで観る場合はココをクリック。

池上さんを始めて観たのはNHKの
週刊こどもニュースという番組でした。

世間一般で言われている常識を上手く
要約して子供むけに解説する番組で
時々観ていました。

現在NHKは退社されていてフリーとして
活躍しながら東京工業大学リベラルアーツ
センターの教授でもあります。

今の日本の教育にどんな歴史があって
どんな問題を抱えているか、池上さんの
視点で書かれています。

読んでいて気になった所は5章の
先生たちに広がる心の病です。

文部科学省の調査で
小・中・高の先生が約92万人のうち
5000人以上が精神疾患によって休職
しているといいます。約0.5%の率。

1999年では0.1%の数字だったのが
2009年には0.6%に増え、10年で三倍
に増えたようです。

今はそれから9年目に入っているので
このペースではさらに増えている可能性が
あります。

この理由として仕事量の増加が関係して
いて、1966年の残業時間が一か月あたり
平均約8時間だったのに対し、2006年には
平均約42時間です。

提出報告書の増加、子供たちとの時間が減、
結果生徒指導が困難になりストレス。

モンスターペアレントとのかかわりも
あって板ばさみという感じです。



学習指導要領の改訂で新しい授業に
対応しなければならない問題。

何かがあると報告書作成という
お役所体質。

増える残業時間からくる
メンタルヘルス不調の要因
文部科学省。

これだけみても日本の教育現場は
自分の受けてきた頃よりさらに悲惨
なことになってる気がします。

現場の教師にしわ寄せをして
健全な教育が出来るのでしょうか。



北欧フィンランドの先生は
授業以外の業務がないそうです。

スポーツや音楽などの活動は地域クラブ、

子供たちのメンタル面や問題は
専門のカウンセラーが対応します。

フィンランドの教育現場では
日本が感じているほどストレスを
抱え込んでいないのではないでしょうか。

それでいてフィンランドは学力が高い
と知られているそうです。

そういう事例もあるので、

マルチタスク過ぎる日本の先生の仕事量を
減らして、先生の数を増やすなり、外部に
仕事を依頼するなり、教育について、もっと
予算を組んで欲しい所です。

X-Buddhaの授業スタイルを参考にする。
https://naturalsuccess.jp/XBuddha/gold/special/#Iigiiw



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