日本よりもアフリカで有名な経営者

今日は株式会社ビィ・フォワード
山川博功さんを紹介します。



YouTubeで観る場合はココをクリック。

日本の若者は未だに
大企業志向・公務員志向が多いそうです。

大企業や公務員という選択肢を
自分の意志で決めているならば
応援したいと思うんです。

しかし、安定や有名という漠然とした
イメージで選んでいる場合は非常時サイレン
を鳴らしたくなります。

自分のやりたい事がわからないとか
目的意識がないフラフラ状態かも
しれません。

義務教育というお決まりコースからスタートし
小さい頃から受験勉強、塾通い、少しでも
いい学校にいい会社、結婚して家庭を持って
なに不自由のない生活のフルコース。

何となく言われるままこれまで
来たけれども何かスカッとしない。

あなた特有のフロー状態になる瞬間が
あるのに気づかず、気づかされず
あなたの貴重な人生、時間が過ぎるのです。

何かが満ち足りない、同期のあいつや
後輩のあいつの方が面白い事やってる。

あいつのほうが俺よりリア充じゃん
と、思う事があるかもしれません。

失敗を恐れ、チャレンジしない、
長いものにまかれろ的であり
常に傍観者であった。

最初のスタートは皆
一緒だった訳だけれども

途中で何かに挫折したとか、
いや何か、それ違うんじゃね、と
社会に対して”はてなマーク”が生じた。

その時というのは、
人生を面白くするか、しないかの
分岐点ではないか、と思うのです。

中古車、自動車部品を扱うECサイト、
株式会社ビィ・フォワードを経営する
山川博功(ひろのり)さんのストーリーを
読んでいてそんな気持ちになりました。

レース好きの山川さんは小学生の時点で
峠道を自転車で走り降りる競争を始めて
いるほど競争好きなところがありました。

中学で友達と壊れたバイクを整備し、
山道を走ったり、高校生になると
自動車教習所で原付レースに出たりします。

大学で東京に出るとレーシングチームに入り
4輪、ダートトライアルのため車を4台買い替え
イベントや練習で月に一度泊まりで参加します。

この遊びは贅沢でお金がかかるので
アルバイトをして稼ぎます。

ホテルニューオータニのレストランバーで
朝11時から夜11時まで月に40万円
親からの仕送り12万円を足した他、
月に55万円くらいをフルで使います。

バイトが終わったら毎晩飲みに出かけていた
というバブル時代だったそうです。

しかし大学を卒業して就職、と言う時に
バブル崩壊に当たり氷河期第一世代に
なってしまいました。

先輩たちはみな有名企業に就職していき
山川さんもそうなるものと思いこんで
いたそうです。

地元福岡の会社、自動車メーカー等を
回りますが相手にされないながらも
東京日産自動車販売に潜りこみに成功します。

新車ディーラーとして働き始めますが
ここではやくも後にトップセールスマンへと
昇る片鱗をのぞかせます。

個人宅訪問より中小企業訪問は大勢集まる
から効率が良いという理由で何度も通い
JAF入会実績という小さな一歩から始めます。

そこから進展して定期点検、オイル交換
ゆくゆくは車検とステップを踏んでいきます。

この積み重ねから入社1年目で二十数台の
新車契約をとって優秀営業新人賞をゲットします。

会社に入ってからも自動車レースは続けていた
ので借金800万円を作り、会社に秘密で夜の
バイトもします。寝る暇もありません。

しかし今の会社の給料で計算すると
借金の返済の見通しが立たないため
退社、迷走が始まります。

給料のいい仕事として佐川急便の下請け
運送会社に入りますが、肉体労働維持のため
食費がかさみ、借金がいっこうに減りません。

半年で転職、超ブラック企業の宝石販売会社に
入ります。しかし押し売り体質の社風に合わず
半年ともちませんでした。

そんな時、東京日産自動車販売時代の先輩が
カーワイズという中古車買取会社に転職しており
山川さんを誘います。

いよいよ中古車ビジネスとの出会いです。

入社1年後に借金を全額返済。
営業成績で歩合がついて年収800万円達成。
入社1年半で独立するときは年収1000万円を
超えていたそうです。

中古車ビジネス、新興国・途上国への輸出
と出会った山川さんはビィ・フォワード
というECサイトを展開します。

その大半のお客様はアフリカでした。

Googleの副社長が日本のEC(電子商取引)サイト
の膨大なトラフィックに驚き、自ら来日して会社へ
訪れたそうです。

トラフィック
( 通信回線上で送受信される情報データの量。)

アフリカ各国からのサイト・アクセス数
ベスト10にfacebook、Google、yahoo、
YouTubeと並んで日本の無名のECサイトが
混じっているのです。
 
Googleも知らない、日本人も知らない
企業の躍進に皆、驚きを隠せません。

山川さんの会社は日本を除く海外が拠点なので
外国人社員が全体の3割を超え、出身国は26カ国、
30言語に対応しています。

山川さんの元に集まる外国人社員は
未開拓の地域、国の営業を申し出たりするので
日本の若い人たちよりも”やる気”の面で評価
出来るといいます。

大企業、公務員という選択肢がない彼らは
自分でやる、という起業家精神が強いとも
言えましょう。

中古車ビジネスを知って独立するまでの
詳しい内容は山川さんご自身が執筆した
「グーグルを驚愕させた日本人の知らない
ニッポン企業」を読んでみて下さい。



作家でもない方が書いたものですが
かなり面白く読めますし、感心します。

今、将来を悲観して就職難民のような
状態の人でも読んで、勉強になると思いますし
元気も貰う気がします。

山川さんが仕事をどうイメージしているか、
本より抜粋してみましたので
参考にしてみて下さい。

何が化けるかわからない以上、
何でも試してみる、が商売の要諦。

先入観を持たずに市場の声を聴く。

小出しに試すだけなら
失敗してもダメージはありません。

誰もやっていないから挑戦したい。
成功すればブルーオーシャンです。

まずは試してみる。
面白そうなことは全部やってみる。

小さな失敗はいくらでもカバーできるし
もし当たっちゃったらこんなに面白いことはない。

山川さんは中小企業でも面白い仕事が出来る、
アフリカ進出を一緒にやりましょうと言っています。

ご本人は大それた夢と言っていますが
アフリカに基幹物流を作る、
新興国・途上国版アマゾンで中古車に限らず
あらゆる商材を扱うようにしたい。

この人ならば、いつの日か
やってしまうだろうと思います。

小さくテストのマインドセットは仙人さんも言っています。
https://www.naturalsuccess.jp/XJrCopywriterSchool/enter/#Iigiiw



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