イエナプラン教育ってなに?

こんにちは、クノケンです。

今日は、イエナプラン教育ってなに?
という本を読んでいます。



YouTubeで観る場合はココをクリック。

著者はフレーク・フェルトハウズさんと
ヒューバート・ウィンタースさんで
翻訳者がリヒテルズ直子さんです。

この本は2014年にオランダで発行され、
イエナプラン教育を学ぶ若い学生や、
教員向けの教科書といった性質を
持っています。

イエナプランのコンセプトを考えたのは
ドイツのイエナ大学の教員学教授だった
ペーター・ペーターセンという人です。

彼が通った小学校は1年生から4年生までの
子供が同じ教室で学ぶ、異年齢学級でした。

この環境で学んでいた自らの経験
をもとにイエナプランのコンセプトは
生まれます。

名前の由来は1926年にスイスのロカルノ
という場所で開催された教育関係の
国際会議でした。

出席したペーターセンの実践報告は
「イエナプラン」と名付けられ、その後
刊行された書籍はバイブルとして受け継がれます。

しかしこのイエナプランはナチスドイツや
東西ドイツ対立の問題があって大きな発展は
出来ませんでした。

その後、隣国オランダの
スース・フリデンタール・ルッター
という人がイエナプランに偶然出会い、
母国で紹介し、本国ドイツよりも発展します。




イエナプランの特徴として形作るのは
子供たち、保護者たち、グループリーダー
(学級担任の教員)で構成されていて

ペーターセンが経験した異年齢グループ
でクラスを編成しているところです。

子供たちはイエナプラン・スクールで
共に働くことで後で社会において平和で
民主的な社会を共同で築いていけるよう
学びます。

他者と共に働くとは、

子供たちは互いに
コミュニケーションをとったり
一緒に何かに取り組んだり、

計画し、生み出し
リフレクション(内省、熟考)したり、
プレゼンテーションしたり

互いに責任を持ちあったりする
ことを学んでいく。

今後展開される日本での
アクティブ・ラーニングも
参考になるところがあるかもしれません。

面白い所では
スクールの建築にもこだわりを
感じる所です。

既存の学校のような校舎と違い
機能的に作られているか、

子供や大人が仕事を
進めやすくなっているかです。

子供が一人で学習できる場所や、

小グループの子供が一緒に学ぶ場所や、

ファミリーグループ全員が一緒に
集まる場所。

低学年、中学年、高学年グループのように
異なる学年グループが一緒に集まる場所など
環境作りですね。




読んでいて思ったのが
イエナプラン・スクール卒業生
のコメントが寄せられていたら

読者がもっと興味を持った
だろうなと思いました。

どんな風に育ったかがわかるデータ
とかあるともっとよかったと思います。

イエナプランに興味を持った人に
薦めたいものがあります。

X-Buddha、これからの教育改革
プログラムを考えている仙人さんの
コンセプトに共感出来ると思います。

次世代の教育プログラムを聞く。

https://naturalsuccess.jp/XBuddha/gold/special/#Iigiiw



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