舞台裏で 仕事をこなす仕事人

こんにちは、クノケンです。

世の中には、縁の下の力持ち
といいますか、陰の功労者と
言われる人達がいます。

表舞台に出ずに舞台裏で
仕事をこなす仕事人のような
人達。



一見、地味な存在ですが
その人が居なければ決して
成り立たなかったストーリーなどが
たくさんあると思います。

華やかでキラキラしたモノや人
だけが偉いのではありません。

少し目線をずらして注目してみると

スター的な立場の人のウラで
力を発揮して支配下に置いている、

そういうケースもあるでしょう。

音楽の世界でも辿ってみると
長らく表に出なかった事実
みたいな事があります。

舞台は1960年代、
アメリカのデトロイトで生まれた
黒人音楽、モータウンサウンド。

今も活躍している国内・海外の
ミュージシャンでモータウン
サウンドに影響されたという人は
たくさんいるでしょう。

ビートルズのポール・マッカートニーも
モータウンサウンドに影響を受けた
と言っているそうです。

代表的なアーティストとして
スティービー・ワンダーや
マーヴィン・ゲイなどがいます。

このマーヴィン・ゲイの
What's Going Onアルバムから
バック・プレイヤーのクレジットが
始まったそうです。

それまではノン・クレジットで
誰の演奏かは不明という事態
だったようです。

モータウンレーベルお抱えの
ハウスバンド(スタジオミュージシャン)
として明らかだったメンバーの内、

ベーシストに
ジェームス・ジェマーソン
という人がいました。

モータウンサウンドは
メインのヴォーカルの他に
リズムセクションのベースも
注目されました。

その特徴的なプレイスタイルから
演奏者のジェマーソンは神的な
存在になったのです。

しかし新たな事実が判明します。

モータウンのレコーディングの
大半はハリウッドで行われており、
プレイヤーはジェマーソンではなく
一人の白人女性だったのです。

ロサンゼルスのセッション
ミュージシャン、キャロル・ケイ。

彼女はのべ一万曲以上参加してきました。

彼女のウェブサイトに掲載され
ているレコーディング記録を
見ると驚きを隠せません。

T.V. Shows
Mission Impossible

Surfin' USA - The Beach Boys
Scarborough Fair - Simon & Garfunkle
Light My Fire - Doors
Stop In The Name Of Love - Supremes
Greatest Hits Vols. 1 & 2 - Billy Joel

まさか本当にという楽曲が並びます。

彼女のプレイに影響された
ミュージシャンのプレイ、
そのまたプレイに影響された
ミュージシャンの音楽を聞いている。

と聞いたらどう感じます?

彼女は現在後進の育成、
世界初のベース教則本を
出したりしています。



ルーツに注意を向けると
興味深い事実が判明したりする
ものです。

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